旭川のスカッシュレッスンスクール「旭川スカッシュハウス」
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2018/03/09
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イスタンブールにて 前編5
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商業施設の質と人の数もこれまでの中央アジアとはまるで違っていた。
中国からこれまでそれぞれの国の大きな都市ばかりを巡ってきたけど、イスタンブールは別格だった。
交通、交易の要衝という街はいくつも見てきた。
でもここイスタンブールはアジアとヨーロッパの大陸と大陸を跨っているだけでなく、トルコという国自体が中近東やアラビアの国々やエジプトとも隣接していて、どの地域とも分岐となりうるわけだからこの街のスケールがどの国とも違った多様性を網羅した都市であることは一目で感じとれた。
それもそのはずで幾度も世界を支配した大帝国の首都として位置づけられてきたイスタンブールはどこを見ても遺跡のような古くからあるであろう建物ばかりに見えた。
そんな建物の中に華やかなウィンドウショップや現代風のカラフルなフードを突き出した様々な飲食店、喫茶店が途切れることなくトラムの線路沿いには並んでいる。
中にはあの有名なマクドナルドやスターバックス等の見慣れた店舗も、オレでも知っているルノーやフォクスワーゲンなどの車会社のディーラーを見ることもできた。トヨタなどの日系企業は見当たらなかったけど、たぶんどこかにはあるのだろう。
人と人、文化と文化の坩堝というだけではなく、過去と現代という時の流れをも街全体が溶かし込んでいる。
日本ではありえない風景をオレは車窓からぼんやりと眺めていた。5/10
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