旭川のスカッシュレッスンスクール「旭川スカッシュハウス」
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2018/01/02
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『目が覚めると三日月』 4
4
アミの寝言だった。
エントロピー・・・
知らない言葉だ。
静かなトワイライトタイムにTomorrow never knowsの着信・・・
エントロピーが何かの暗号だとして、なぜこんな時間にメールが届く?『ENTROPY』
邦題は『Without you』
ロバート・デニーロが製作し、U2のボノが俳優として音楽を提供し、スティーブン・ドーフの主演した映画だ。ステラと出会い、ステラと別れ、ステラは誰の中にもいる。そして、誰も近づくことはできない。エントロピーとは孤立した容赦のない世界で無秩序が次第に増大していく様子・・・メールの差出人はジョルジュ・ジャックス・ダントン?
アドレスは・・・ない。
メールアドレスがないのにどうして私の携帯に送ることができる?
それに何?
映画の広告?自然現象のすべては・・・
既存知識でいうエントロピーの増大が影響している。
宇宙を含めた物理世界のすべてが循環と回転の進行から無関係ではいられないように、エントロピー増大の法則もまた世界の秩序のありように常に関わり続けている。もしも、この世界に完璧なものが存在するとしたら、その自然サイクル、宇宙の存在、すべての生物に宿る精神と魂の営みを可能にする世界の構造、自然の摂理そのもの・・・怖すぎる!
次から次へと謎のダントンさんから謎のメールが送られてくるーーー
なぜだ!
なぜ今なんだ!例えば、整頓されたキレイな部屋でも放っておくと乱雑に汚くなっていく。部屋を片付けたところで同じことだ。片付けられた部屋からのエントロピーの増大は決して止まらない。ゴミを集め、掃除機をかけることで部屋の中はキレイにすっきりしたかもしれないが、ゴミ捨て場には捨てられたゴミによって乱雑に汚くなることからエントロピーは増大したことになる。それから部屋のゴミは街のゴミ集積所へと運ばれ、燃やされるか埋め立てられるかされることでゴミは無くなったことになる。しかし、燃やされたゴミは煙として気体や液体として地球の大気や海へと溶けていく。そうやって地球環境に静かに、ゆっくりと、でも確かに浸透していくことで無秩序というエントロピーは増大していき、見えないところ、わからないところから最終的にはゴミを生んだ本人のもとへと戻ってくる。それがエントロピー増大の法則であり、永遠のメタファー・・・
ゴミはなくならない、メタファーって・・・
ゴミって何?
私のこと?
ゴミって私のメタファー?エントロピーという永遠のメタファーであり、現象であり、バラバラに拡散されていく法則を止めている法則の存在・・・ジェスモンド・ロウなら知っている・・・
ジェスモンド・・・ロウ・・・知っているぞ!
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