旭川のスカッシュレッスンスクール「旭川スカッシュハウス」
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2018/03/26
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イスタンブールにて 中編6
6
サバサンドは最高だった。
食べられてよかった。
それから昨夜からずっと目立っている美しい巨大なドームを持つモスクに入ることにした。
近くで見ると石の大きさにも圧倒されて、遠くで見るより重厚に作られているのがわかる。石材の綻びが歴史の深さを物語っている。
入り口を潜れば、床が大理石のフロアとステンドガラスを貫く外の光が漏れ出る吹き抜けが天高く広がっている。
まるで中世にタイムスリップしたかのような古めかしさが優美で、高低にいくつもの煌びやかなリングシャンデリアが広大な空間の神秘性に明かりを灯し、現実の喧騒を隔てる時空を超えたものにしている。
外観はモスクのようにも見えるのだが、内部の天井には至るところにキリストと思われる聖人の絵が描かれている。
ただそれ以外は何もない。
十字架もなければ、礼拝堂もない。
イスラム教が偶像崇拝を認めていないその点はモスクにふさわしいのだけど、キリストがいるのはいいわけ?これはどういうことなのだろう・・・とは思うものの、ありとあらゆる宗教に属していないオレは何も知らないし、わからない。
なのにこういう所を訪れる意味は果たしてあるのだろうかと今更思った。
はっきり言って無いのだろう。
イスラム教徒や神学者、歴史学者からしたら神聖なる場所なのかもしれないが、この街の宗教にも歴史にも精通していないオレには何の感慨も湧いてこないのだから、オレとは無関係であると言って差支えのない遺産なのだと思う。
つまりに互いにとって価値のない関係なのである。顎が弱すぎて、噛み砕けないものの方が多いのだ。
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