旭川のスカッシュレッスンスクール「旭川スカッシュハウス」
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2018/03/23
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イスタンブールにて 中編5
5
歩いている内に潮の匂いに混じって、魚を焼くやたらと揺れている船があった。きっとサバサンドのためのサバを焼いているのだ。その匂いに誘われて、船の近くに足を運ぶとどうやらもう営業を始めているようだった。
桟橋にはたくさんの観光客らしき外国人で賑わっている。
サバサンド屋の景気は大変良さそうだった。
次から次へと売れていくので、店のトルコ人のおじさんはサバを捌いては頭を海に捨てていた。それにあやかるカモメの群れが無数に集まっている。こんな朝がもう何十年も昔から続いているのだろう。
ここのカモメは日本の鳩のように人を恐れていない。
そんな様子を眺めていると店のおじさんが「こんにちは~、いいお天気ですね。」と話しかけてくれた。
サバの切り身を味見させてくれた。
忙しいのにありがとう、という気持ちで食べた脂の乗ったサバの身がおいしかった。フランスパンにレタスとニンジンとたまねぎにサバの身を挟んだサバサンドは5トルコリラ、だいたい400円。
サバを丸ごとパンにはさんで食べることに特に抵抗もなく齧り付く。
塩とレモンの風味がサバを引き立て、パンの食感はサバの風味と絶妙にコラボレートしていた。
とてもおいしかった。
それがおいしそうなのをいつかのテレビで観たことがあって、何気なく憧れていたのだ。オレにとって、トルコといえばボスポラス海峡のサバサンドだった。5/10
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