旭川のスカッシュレッスンスクール「旭川スカッシュハウス」
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2018/02/15
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シムケントにて 3
3
嫌いな人、噛み合わない人、危険な人とは付き合ってはいけない。
3Kだ。
そのことはオレが今日までに学ぶことのできた大きな教訓のひとつだった。
少年時代、いかなる事情があろうともオレは野球が嫌いで、それを強要しようとしていたオヤジのことを憎んでも憎みきれないままに生きてきた。
我慢をしながらの日常に耐えることからオレの幻想は始まり、その幻想はオレがオヤジの息子であり、芳乃にふさわしい人間であり続けなければならないという名の思い込みがジワジワとオレの本来持っていたであろう感覚を奪い取っていた。
それが呪いだ。
オレはその呪いの苦しみを何とか処理しようと思いながらも自分という人間は家族の一部であり、愛すべき大切なものであると思うよりほかなく生きてきた。それらを否定する方法がないあまり耐えていたのだ。
だが、自分でかけた呪い、家族によってかけられた呪いは容易に解くことはできない。
当時まだ少年だったオレにはその呪いが何だったのかはわからなかったし、わかる必要もなかったと今では思っている。
だが今ならあの苦しみが何だったのかがはっきりとわかる。
家族と縁を切る覚悟と決断をしてみて初めてその関係が呪いにも等しかったことがはっきりとわかった。
幻想の作り上げた家族の在り方というのは呪いにも等しい。
幼い頃、家族という存在はまるで自分のことのように愛しく大切なものだった。それは誰もにとって愛であり、オレとてそのことには何の疑いもない。
だが、その形がそれぞれの親のエゴであり幻想であることを知ることになったときのその子供はどこからともなくやってきている見えない痛みに苦しむことになる。所詮親とて愛しているのは自分自身のことなのだが、子供にはそんなことはわからない。
わかるはずもない。
そして、子供という存在は親によって私物化されることで親と兄弟を愛さなければならない幻想という名の呪いに苛まれながら息をするしか術がないものなのだ。
だが、その苦しみは絶対ではない。
その呪縛は親の無知であり、子供の無知によってもたらされる不幸であり、その根源は自分を愛することのできない抑圧によるエゴから流れ出ている産物なのだ。
よって人は我慢することを善とするべきではない。
確信を持って言えることがある。人は心でノーとしながら口でイエスと言ってしまっているとき、大量のストレスという負債を背負うことになるのだ。
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