旭川のスカッシュレッスンスクール「旭川スカッシュハウス」
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2018/02/14
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シムケントにて 2
2
突然シムケントの警官ふたりに話しかけられた。
話しかけられる覚えのないオレは何がなんだかわからない上にロシア語もカザフ語もまだほとんどわからないことで大変混乱した。
どうやらパスポート以外の何かの書類を見せろと言われている。
このパターンはまるでドルジバと同じだった。
だが、あの時と違うのはある程度のことだったら、こちらから質問することができるということだった。
すると、どうやら税関申告書等の証明書を見せろと言ってるようだった。
しかし、それは法律で所持金が$3000以下の場合は必要ないということをビザを受け取った時の領事館で言われたと思ったけど確証はなかった。
とりあえず「現金はこれしか持っていないからそれは必要ないはずだ」という旨のことをたどたどしいロシア語で訴えたりして口論している内にパトカーがやってきた。
でもよく考えてみたらカザフスタンでは滞在期間5日以内に滞在登録が必要だとかをビザの手続きをしたときにメモしたような・・・国境でその登録をオレはしたのか?と思い返したとき、これは・・・不味い。
このままでは、あのオリバーストーンの映画『ミッドナイトエクスプレス』のように無実の罪(無実じゃないけど)で永久に地獄の監獄に幽閉されてしまう恐怖がオレを青褪めさせる。
そんなとき「$200渡せ。それで大丈夫だ」とタクシーのおっさんが言っているのがなんとなくわかった。
そうなのか?
でもなぜだ!と血の気の引くような混乱の最中のわりに冷静だなと自分で思った。
「$200は高い。$100だ」と警官に現金を見せたら「OK、ではこのタクシーを使え」と偉そうに指示して、オレは黙ってそれに従った。
あまりの動揺でどこへ行くのかの話をしない内にタクシーは走り出し、とりあえず安いホテルまで走ってもらった。
おそらくアルマトイの倍の料金はボッたくられた。
そうか。
タクシーの運転手もグルだったのかとわかると気分はさらに最悪だった。
そんな気分で入っていったホテルも怪しいと思っていたら、部屋にやってきたフロントの背の高いきつそうな若い女が『Давайте заниматься сексом』のボードを持ってやってきた。
お前は従業員だろう!とは言わずに、アトリーチナ、ダスヴィダーニァ!とかなり強めに言い放って部屋の鍵を閉めた。
できるだけ人との関わりは避けよう避けようとしてきたのに、一番関わってはいけない類の人たちと関わってしまったことの不運を忘れようと思うと同時にいろいろと未熟者である自分に反省もした。2/5
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