旭川のスカッシュレッスンスクール「旭川スカッシュハウス」
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2018/02/06
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アルマトイにて 2
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アルマトイの街もかなり近代化されていた。
道行く自動車の中にはトヨタなどの日本車を容易に見ることができた。
おそらくこの街も規模からして100万人以上の人が暮らしていそうな雰囲気だった。
それにしてもこの都市部の洗練具合ときたら何なのだろう。
旧ソビエトの近代化における権威と影響力を窺い知ることのできる美しさがアルマトイの建物、都市区画のセンスに感じられた。砂っぽさも薄れ、新緑がキラキラしていて明るく自然豊かなトルファンのようなオアシス都市の様相も見ることができた。
商店街も活気に溢れていて、大きなテントの重なるバザールには色とりどりのフルーツや野菜、それに香料が並び、歩行者天国では踊ったり楽器を演奏している人もいた。
夏のような陽気も助けて、若者も多くずいぶん自由な感じがして雰囲気が良かった。
オレがリンゴを齧りながら街をふらついていると、いくつものモスクが目立つ中にはヨーロッパを思わせる洗練されたゴシックのきれいな教会もいくつか見ることもできた。
そのバックにはこれまでの旅で超えてきた天山山脈が聳えていた。
至るところに市民が憩えるような公園があって、大きなところでは立派な噴水も吹き出ていて、大都市でありながら緑が豊かであるというのは自然への敬意のようなものも感じられて先進的な街なのだなと思う。
風の強い厳しい土地を経てきたせいかカザフスタン・アルマトイはかなり穏やかでのんびりとした街であり、カザフスタンとはそういう国なのだなとオレには好印象だった。
そのことに少し安心したオレはとりあえず安そうな宿らしき場所に拠点を置き、この街で足を止めてロシア語を勉強することを決めていた。
もちろんかなり困ったからだ。
英語があれば何とかなるだろうという見通しの甘さにはこれまでの10日間で痛いほど味わっていた。
中華圏の漢字はフィーリングでどうにでもなったのだが、基本的には英語はあまり有効とは言えない言語だった。これは旧ソビエト圏に入ったら本格的に困ってしまうな・・・とのんびりもしていられないくらいの不安が恐怖へと変わったのがウルムチ発、アルマトイ行の国境鉄道のドルジバ駅でのことだった。
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