旭川のスカッシュレッスンスクール「旭川スカッシュハウス」
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2017/12/31
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『目が覚めると三日月』 2
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三日月亜美とはちょっとだけ可愛い感じにしたゴリラに過ぎない。
黒のショートヘアのアミという生き物は口は小さく、顎も凛と尖がっている。いつもウルウルしている黒い瞳は弱冠離れ気味でいかにもゴリラ的な顔をしていて、もちろん脚がめちゃくちゃ速いゴリラの血液型は言うまでもなく全部Bだ。
もう可愛めにピンクゴリラの女の子にしか見えない。
奇行といえばB、非常識といえばB、運動神経といえばB、頭の回転が速くて独創的なB型人間は人類で初めて道具を使い、火を使い始めたのではないかと言われていて、そんな祖先を持つB型人間に私は敬意を払う傾向がある。
でもゴリラだ。
三日月亜美もその例外ではなく、その突拍子もない行動とパフォーマンスには一目置いている。大体間違っているのだが、とても興味深いこともあるので、それを楽しみつつ、いつも面白く付き合っている。
でもゴリラだ。
付き合っているといっても、男と女の関係には程遠く、アミは私の仕事の同僚で毎日いっしょにスカッシュをしている仲間だ。その近くて遠い親密な関係は自分の妹に持つ感情とほとんど変わらない。
何しろ私の妹もゴリラだからな。
私とアミが働いているのは外資系スポーツクラブのスカッシュステージカフェというカテゴリー、略してSSC(エスエスシー)と呼ばれるスカッシュ及びカフェフロアを併設したエリアで勤務している。
私はスカッシュのインストラクター兼バリスタで、アミはJSI(日本スカッシュ機構)公認のプロスカッシュプレーヤーであり、SSCの看板キャラクターの1人なのである。
珍しくスカッシュするメスゴリラなだけなんだけどな。
そういうこともあって、年齢的には私の方が上でも、立場的には暗黙の内で彼女の方が上ということになっている。
なんなんだろう・・・
三日月亜美にとっての葉月伸、独身、29歳の存在とはなんなのだろうとも思っていたけど、もうひとつどうしようもなく気になっていることがあった。あれが・・・あれが本当に夢だったのか?についてだ。
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